司法と裁判所

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司法とは具体的な争訟について法を解釈、適用してこれを解決する国家作用を言います。そして司法は裁判所に属しています。その組織ですが、最高裁を頂点に高等裁、地方裁の三審制がとられています。また、訴額の小さいもの、軽微な犯罪などは簡易裁で、離婚、相続などは家裁で行われます。三審制については中学校の公民でも習う基本的な事柄ですが、三回裁判が受けられるという意味では確かにそうなのですが、あらゆる疑義について三回裁判が受けることができるものではないことに注意すべきです。というのは、最高裁は基本的には法律審だからです。法律審査というのはある事実を前提としてその事実に法を適用することが間違っていないかどうかを審査するものです。ですので、例えば物を盗んだという事実認定された場合に、その事実認定を覆すことは最高裁ではできないのです。事実が正しいのかどうかを審査することを事実審と言います。高裁以下の組織が事実審ということになります。時々ニュースなどで最高裁から高裁に差し戻しというものがありますが、法律審査を最高裁で行った上、事実審査は最高裁ではできないので、その法適用に従った事実審査をやり直すため高裁に差し戻す必要があるのです。